ISO22000内部監査研修資料の改編で思うこと
久しぶりの投稿ですが・・・・
内部監査員は円滑なマネジメントシステム運用の要です。
でもその実態は「認証取得や継続為の既成事実作りの内部監査」になっていないでしょうか?・・・実にもったいない。
・・・・・内部監査員の心得・・・・・
内部監査員は内部監査の重要性を自覚する必要があります。
それは外部監査員/認証機関審査員が僅か1~2日程度の工場立入で、自社製造工程に潜在している不具合を見つけることが出来るでしょうか?
答えは「絶対に出来ない!」です。
毎日、その工程で働いている人だからこそ見えている不具合があります!
それを見つけ出して、是正せずになんのための内部監査員でしょうか?!
弊社の研修では広く浅くの監査実施ではなく重要要求事項集中型監査方法を指導しています。
ですからISO22000規格要求事項の全てを解説しません。
なぜなら確認する必要のない規格要求事項もあるからです。
弊社が考える重要規格要求事項とは・・・
①変更の計画
②内部コミュニケーション
③PRPs及びハザード管理プランを規定する情報の更新
であり、若葉マーク内部監査員はこの3点の要求事項を確実に監査出来れば十分だと思っています。
たったこれだけ?と思われるでしょうが「事故、苦情」の発生はこの3点が機能していないことに殆ど集約されます。
残りの規格要求事項は内部監査の実務経験を積んで自分で覚えてください!のスタンスです。
もう広く浅くの内部監査は止めにして、重要規格要求事項に集中しては如何でしょうか???
イラストの様な偏屈爺の監査はまっぴらごめんですが(笑)